第1回マロニエ学生BIM設計コンペティション

平成26年10月19日の審査結果発表及び表彰式をもちまして、第1回マロニエ学生BIM設計コンペティションは終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

審査結果(2014/10/29公開)


各賞の受賞者には賞状及び隈研吾先生のサイン入り作品集ほかの副賞を贈らせていただきました。

最優秀賞(隈研吾賞)

山本 尚平(芝浦工業大学 4年)
外観です。有機的な曲線で構成されています。 外観です。大きな窓から内部が透けて見えます。 内観です。柱も梁も曲線で泡のような空間になっています。 内観です。階段はらせん状です。

優秀賞(内山美之賞)

中村 達也(芝浦工業大学大学院 1年)
外観です。様々な向きの直方体6個とそれらをつなぐフロアで構成されています。 建物と開口部のある塀で中庭状の空間を作っています。

優秀賞(池田靖史賞)

古賀 直人(宇都宮大学大学院 1年)
外観です。直線の柱と梁、片勾配の屋根で4階建ての空間を作っています。 内観です。中心部は1階から4階までの大きな吹き抜けになっています。

優秀賞(とちぎ建設技術センター理事長賞)

中岡 進太郎(宇都宮大学大学院 1年)
外観です。上から見ると扇型になっています。 扇の中心から外周までの中間で建物が分かれており、通路になっています。

優秀賞(栃木県建築士事務所協会会長賞)

冨谷 亮介(東京都市大学 3年)
外観です。片勾配の屋根の建物を複数組合わせています。 緩やかな勾配の階段でフロア間をつないでいます。

課題内容(2014/10/11公開)


課題「とちぎデザイン・スクエア」

ソフトウェアの普及などで、パソコンさえあれば誰でもある程度のデザインが可能になりました、さらに3次元プリンターの登場によって、デザインはこれまで以上に身近な存在になっています。栃木県民が、デザインを通じた市民交流活動を促進するために、様々な製品や作品の展示や販売などが可能な場所をプログラムとしたいと思います。敷地として想定されている場所は宇都宮市戸祭元町の栃木県庁に近く、官庁街と住宅街が接する場所にあります。気軽に立ち寄れて自由なデザインの活動に親しめる空間を提案してください。

建設箇所  栃木県宇都宮市戸祭元町
用途地域  準住居地域 
容積率   200%
建ぺい率  60%
前面道路  1項1号道路 東側12m 南側7.3mの幅員
敷地面積  2,648m2 (東西約67m 南北約45m)

設計要求条件及び概略面積表
多目的展示ギャラリー 1,000m2 分割可
カフェスペース 500m2 厨房含む
セレクト・デザイン・ショップ 600m2
事務室 200m2
貸会議室 200m2 分割可
3次元プリンターサービス工房 400m2 パソコンスペース含む
倉庫 400m2 分散可
EV、廊下、階段、機械室その他 2,000m2 ロビー・搬入口含む
合計 5,300m2
駐車場は敷地外に隣接している事を想定してください。

募集要項(2014/9/19公開)


趣旨

建築デザインの分野でもデジタルなツールの利用はますます進化しています。いまや欠かせないパートナーとなったコンピューターはいろいろな意味で私たちのものづくりの方法やデザインそのものにも大きな影響を与えています。世界中で新しい世代のデザイナーにその優位性についての理解を深め未開拓の可能性を追求する事が期待されています。このマロニエ学生BIM設計コンペティションは、ローカルな視座も大事にしながら、グローバルな視野とフレッシュな視点をもつ未来のデザイナーを見つけ出すことを目的にしています。

応募条件

関東(1都6県)に所在している大学・大学院・専門学校に現在在籍している学生(ただし、10月19日の表彰式に出席できることを条件とします)が個人として応募できます。グループや連名では応募できません。

エントリー及び作品提出方法

本コンペティションは通常とは違い、24時間以内という短い時間で作成した建築デザインについて、指定のBIMソフトウェア(ArchiCAD)による3次元モデルデータのみを提出するペーパーレス方式になります。審査段階においてもアップロード提出された3次元モデルデータをモニターで操作して作品を評価します。
提出方法については申込者に個別に連絡致します。
まず、以下の専用フォームからオンライン・エントリーして下さい。
締切2014年10月9日(午後11時59分)
申込フォーム https://s360.jp/form/32164-154/

スケジュール

 9月19日  募集告知開始
10月 9日  オンライン・エントリー締切 (午後11時59分)
10月11日  課題敷地データ及び要求条件公開(午前12時)
10月12日  オンラインデータ提出締切 (午前11時59分)
10月17日  ショートリスト作品発表(10作品程度)
10月19日  「おらがまちフェスティバル」で審査結果発表・表彰式

設計課題

設計課題については10月11日午前12時に以下の内容を発表します。

  1. 敷地条件及び敷地周辺3次元データ
  2. 設計条件、設計要求及び概略面積表
なお、建築法規への適合については参加者の総合的判断に委ねることとします。

ソフトウェアセミナー

本コンペティションで使用するBIMソフトウェア(ArchiCAD学生版)はグラフィソフト社のWebページよりダウンロードできます。限られた時間の中での建築デザイン案を作るために課題条件公開前に十分に準備できるよう、コンペティション運営事務局がソフトウェアセミナー、トレーニング、ならびにOpen Campus、専用メール、FAQ Webサイトを通じてサポートします。
なお、サポートについてのご案内、トレーニングの申込みは、エントリー後の返信メールにてご連絡いたします。

・ArchiCAD Webinar
   9月25日(木) 18:00-19:00

・ArchiCADハンズオントレーニング
  栃木会場
   10月2日(木) 14:00-16:00
  東京会場
   10月2日(木) 17:30-19:30
   10月3日(金) 17:30-19:30

・Open Campus(ArchiCADに関するQ & A)
  栃木会場
   10月10日(金) 14:00-16:00
  東京会場
   10月7日(火) 17:30-19:30

※栃木会場:とちぎ建設技術センター / 東京会場:グラフィソフトジャパン東京オフィス
※ArchiCADダウンロード http://www.graphisoft.co.jp/archicad/education/

審査結果発表・表彰式

最終審査会と結果発表、及び表彰式は以下の「おらがまちフェスティバル」特別企画「世界的建築家の最前線デザインとその技術」の一部として行われます。
 15:00~ 特別講演+てい談 隈研吾氏 内山美之氏 池田靖史氏
 18:30~ 記念レセプションにて審査結果発表及び表彰式
  会場:マロニエプラザ小展示場、展示ホール、メインホール
   (〒321-0954 栃木県宇都宮市元今泉6丁目1-37)

各賞

以下の各賞を選定し、賞品及び賞状を授与します。
・最優秀賞(隈研吾賞)           1点
・優秀賞(内山美之賞)           1点
・優秀賞(池田靖史賞)           1点
・優秀賞(とちぎ建設技術センター理事長賞) 1点
・優秀賞(栃木県建築士事務所協会長賞)   1点

著作権

応募作品の著作権は、応募者に帰属しますが、そのデータ及び作成された画像について、主催、共催、協賛団体は出版や公開をする使用権を保有します。

審査委員

審査委員長  隈研吾氏   建築家・東京大学教授/隈研吾建築都市設計事務所
審査委員   内山美之氏  建築家・ザハ・ハディド・アーキテクツ
       池田靖史氏  建築家・慶應義塾大学教授/IKDS
       福田康文氏  とちぎ建設技術センター常務理事
       佐々木宏幸氏 栃木県建築士事務所協会会長/AIS総合設計

主催

公益財団法人とちぎ建設技術センター

共催

一般社団法人栃木県建築士事務所協会

協賛

グラフィソフトジャパン株式会社

後援(順不同)

日本建築学会関東支部
栃木県建築士会
日本建築家協会関東甲信越支部栃木地域会
栃木県建設産業団体連合会
栃木県建設業協会
栃木県設備業協会

お問い合わせ

公益財団法人とちぎ建設技術センター
建築部建築課
マロニエ学生BIM設計コンペティション事務局
〒321-0974 栃木県宇都宮市竹林町1030-2(栃木県河内庁舎別館)
TEL  028-626-3188